20230602
「明日のランチは来なくていいからね」
昨晩、バイト先の店長にそう言われたのは、災害級の大雨予報が出ていたからだ。
シフト上がりに頂いたビールを飲みながら、
「そうですか、じゃあ安心して飲めます」なんて言ったけど、今にも雨が降り出しそうで、早めに帰宅した。
翌朝。
ゆっくり寝ていてもいいのだけど、習慣でいつもの時間に起きる。まだ雨は強くなさそうだ。
のんびりと朝食を済ませ、洗濯をする。(我が家は玄関がサンルームのようになっていて、常に部屋干し)
YouTubeの生配信のアーカイブを流しながら、掃除もする。
いきなり大声で歌い出したり、びっくりするほど下品な話題がながれたりするが、ラジオ形式で何かしながら耳を傾けられるので気に入っている。
明日は彼の来る土曜日なので念入りに床を拭いた。
うさぎは相変わらず引きこもりで、もしかしてフローリングの感触が不快なのかも、と思い毛布を出してきて敷いてやるが、あまり効果はなさそうだった。
胡座をかいてそこに入れてやると、しばらく目を細めて撫でられていたが遊びたそうにはしなかった。
ふわふわの被毛の中の、ぐにゃりとした本体。
うさぎは、猫に似ていると思う。
彼はおなかだけが白く、それ以外は薄茶色で、食パンみたいな配色をしている。ピーターラビットと同じ色。(ネザーランドドワーフの中では、オレンジ、といわれる種類らしい)
今週末の彼へのお土産は、食パンにしようと思った。
夜のバイトは17時半から。
早めに家を出て、近所の高級食パンやさんで買おう。と思い、
シャワーを浴び、化粧をして家を出ようというところで尋常ではない雨に心を折られた。
ドアを開けていられないのだ。(この家はベランダと玄関が直結した作りで、屋根がない)
仕方なくバイト先に電話をする。
雨が酷いので、少し落ち着いてから家を出てもいいですか。と聞くと、無理してこなくて大丈夫だよと。
さっきしたばかりの化粧を落とし、着替えたばかりの服を脱ぐ。
雨は弱まる気配もなく、自宅に閉じ込められてしまった。
支度の時間までそうしていたので、本を読むのにも飽きてしまい、仕事をしている方がよかったのに。と悲しくなってしまう。
ひとりで何もしない時間、というのが、私は苦手だ。
元来寂しがりなのだと思う。
仕事をしてばかりだったというのもあるが、自由な時間がたくさんあると途方に暮れてしまう。
おなかもすいていない。掃除は済んでしまったし、出かけることもできない。
そういう時、私は早めに眠ってしまうのだが、全然眠くもなかった。一日家にいたし、疲れていないのだから当然だ。
眠気が来るまでの時間つぶしにとこのブログを書いているが、とうとう彼からの連絡が来る時間になってしまった。毎日だいたい0時から1時のあいだ。
1度やんだ雨がまた降り始めたようだ。
日曜日、凛として時雨のライブに行くという彼が、「凛として豪雨状態」なんて言っている。冗談を言うのが好きなのだ。
まだまだ眠くなる気配はないけれど、雨音に誘眠効果があると信じて目を瞑ることにする。
おやすみなさい。