雷都

この町の好きなところを書こうと思う。 ひとつに、雷とともに豪快な雨が降るところ。 黒い雲がどこからやってきて一面が暗くなり、すーっと冷たい風が吹いたと思うと、地鳴りのような雷が鳴る。ショーの幕開けみたい。 途端に、ざあざあ雨になる。(時には前…

20230919

夫を送り出したあと、義母と朝食を採り、洗濯物を干し、義父と家を出た。 女は姓が変わるとやることだらけだ。 役場へ、銀行へ、今日は警察へ。 私はペーパードライバーということでもないが、少し遠くや交通量の多い場所へ出かけるときは大抵義父が連れて行…

morning routine

朝6時起床。 5時50分にかけているはずなのだけれど、いつも1度目のアラームを止めた記憶がない。 夫のお弁当を作るために1階に降りる。まずは顔を洗って、洗濯機を回す。 卵焼き、小松菜、ウインナー、出来合いの揚げ物… 義母から指南され引き継ぎした…

20230626

困った。睡眠がうまくとれない。

20230602

「明日のランチは来なくていいからね」 昨晩、バイト先の店長にそう言われたのは、災害級の大雨予報が出ていたからだ。 シフト上がりに頂いたビールを飲みながら、 「そうですか、じゃあ安心して飲めます」なんて言ったけど、今にも雨が降り出しそうで、早め…

20230529

仕事の後、軽く夕食を済ませて外に出た。 自宅から徒歩5分のところにあるショッピングモール内の下着屋さんで、採寸をお願いして、礼儀的にひとつ買って店をあとにする。 化粧品売り場といい、性別を強く感じさせる場所はどこか居心地の悪さを感じてしまう。…

20230524

がさがさがさばたばたばたばたん! という音で驚いて目が覚めた。 なかなか外で遊ばないうさぎを無理やり外に出して、自分は眠ってしまったのだ。 遊びの一環で走り出したらしい。うさぎは、自分で暴れておいて自分で驚いていた。(真っ黒な目をまん丸に見開…

20230523

昨晩は遅くまで彼と電話していた。 退職するあたって、残った有休をどう振り分けるか相談したかったのだ。 私はなんでも彼に相談する。彼は大人だし、私よりずっと物事の選び方が上手だと思うから。 彼は私のことを、名前に「さん」付けで呼ぶ。 なんとなく他…

20230509

繁忙期で休日出勤になるだろうと予定を入れないでおいたのに、予想が外れてしまった。 急に休みになってもどうしていいのかわからないから社畜で困る。 今日はとても天気がいいので、そういう日にしかできない掃除をすることにした。 うさぎも運動不足であろ…

BOTAN ADEYAKA

道中、ネイルショップができていたので覗く。 「BOTAN ADEYAKA」という名前の、紅色のマニキュアを買ってくれた。もう少し朱色がかったののもいいなと思ったけど、彼もそれがいいと言うので俄然それがよくなってしまった。意見が一致して嬉しくなる。 私が好…

2023050501

ゴールデンウィーク真っ只中の鎌倉は、行き交う人でまさにごった返していた。 世間は疫病と共存することを決めた。みんなこの時を待っていたのだ。 私たちは運良く喫茶店にすべりこむことができ、モーニングセットをそれぞれ頼んだ。 この店に入るのは何度目…